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公募班募集

公募する内容、公募研究への期待等

本研究領域の計画研究では、大きく「棒」と「面」の素材加工による『体』の建築に絞っているが、からだの建築工法に迫る研究は、ほかにも多数あると考えている。公募研究では、計画研究にはない実験・理論の切り口の提案を期待している。計画研究と相補的である提案も対象とする。

研究項目A01では、生物の形態形成の原理の解明に対して、「非細胞素材の加工」の点から迫る実験テーマを募集する。例として、脊椎動物の骨及び節足動物の外骨格、軟体動物の殻、棘(きょく)皮動物の骨格などの形づくり、並びに、からだの建築工法における素材加工及び細胞挙動、細胞-素材間相互作用に分子レベル・細胞レベルから迫る課題などが挙げられる。

 研究項目A02では、生物の形態形成を説明する理論的研究を募集する。計画研究構成員の専門とは異なる分野にも、からだの建築工法の理解に応用可能な理論が多数ある。例えば、空間や形を扱う幾何学や連続体力学、構造が作られる自己組織化の物理学など、これらの分野からの研究提案を期待する。また、工学からは素材の加工という点で共通性の高い提案を期待する。例として、材料力学や設計工学から骨格の形態形成に迫る課題、制御工学や建築学から細胞作業員の挙動に迫る課題などが挙げられる。

 研究項目B01では、素材や細胞に対する計測・操作技術の開発から本研究を促進する研究課題や、その逆に、生物の形態形成の原理を工学の理論や技術開発に応用する研究課題を募集する。実験研究を広く支援する技術開発は、本研究領域の目標達成に不可欠な公募研究として期待する。また、生物から工学応用を目指す研究課題では、生物の形や機能の模倣に留まらず、生物の形が作られる原理やプロセスに着目した新しい工学応用を特に期待する。

上記の各研究項目の課題例は、飽くまで例であり、これら以外の非細胞素材の加工という点から迫る研究課題も対象とする。

公募研究に関しては、研究開始の時点で、理論と実験が融合していることは、必要要件とはしない。「理論系と組み合わせることで進展することが期待される生命現象」「生命現象に応用できそうな理論」などをテーマとする研究者も対象とする。そのような公募研究に関しては、「合宿」により、研究推進上のニーズ、可能性を話し合った上で、適切な研究パートナーを紹介し、融合研究が行えるように研究領域全体で協力する。

公募する研究項目、応募上限額、採択目安件数

  • A01 からだの建築工法の実験研究:500万円/年度、10件

  • A02 からだの建築工法の理論研究:500万円/年度(実験あり)、300万円/年度(実験なし)

  • B01 からだの建築工法の工学研究:500万円/年度(実験あり)、300万円/年度(実験なし)

  *A02, B01では合わせて、実験あり5件、実験なし5件を目安にしています。​